「AIで何かできませんか」という相談では、最初からツールを決めないようにしています。困りごとはAI不足ではなく、情報の置き場や判断の順番、引き継ぎの形にあることが多いためです。
まずは、止まる場所を見る
同じ内容を何度も入力している。過去のやり取りを探している。担当者に聞かないと次へ進めない。こうした小さな停止が重なると、仕事の時間は見えない形で消えていきます。
最初に見るべきなのは「誰が大変か」よりも、「どの情報が、どこで止まるか」です。そこが言葉にできると、必要な改善の規模が見えてきます。
AIは、整理された流れに置く
情報のルールがない状態でAIだけを入れても、答えの材料が揃いません。入力先、確認する人、完了の基準を最低限そろえた後に、要約・検索・下書き・振り分けといった役割を渡すと、AIは仕事の一部として機能します。
小さく試し、残す
一つの問い合わせ、一つの報告書、一つの予約確認。範囲を小さくして、実際の作業時間や迷いがどう変わるかを見ます。使われた形だけを残して広げるほうが、結果として導入は速くなります。